私は30代後半から健康維持のためにジョギングを始めたのですが、ある日の朝、ベッドから降りた瞬間に踵へ突き刺さるような激痛を覚えました。まるで釘でも踏んだのではないかと思うほどの鋭い痛みでしたが、不思議なことに数歩歩くと痛みが和らぎ、日中は何事もなかったかのように過ごせてしまいました。しかし、翌朝もその翌朝も同じ痛みが繰り返されるようになり、次第に仕事中も立ち上がるたびに足の裏に違和感を覚えるようになりました。不安になってインターネットで検索したところ、自分の症状が足底筋膜炎というものに酷似していることが判明しました。次に困ったのが、足底筋膜炎は何科へ行けば良いのかということです。近所には整骨院や接骨院、鍼灸院などがいくつもあり、どこでも足の痛みを扱っているようでしたが、やはり一度は医師にしっかりと診てもらいたいという思いがありました。調べてみると、骨や筋肉のトラブルなら整形外科が最適だという情報が多く、私は会社帰りでも通える整形外科クリニックを予約することにしました。初めての受診では、先生が足の裏のどのあたりが痛むのかを丁寧に指で押して確認し、その後すぐにレントゲンを撮ることになりました。結果として、骨に異常はありませんでしたが、足底筋膜が炎症を起こして厚くなっている可能性が高いという診断を受けました。先生からは、走りすぎや足に合わない靴が原因であることを指摘され、しばらく走るのを休むように言われました。同時に、理学療法士さんから足の指を動かすタオルギャザーという運動や、ふくらはぎのストレッチを指導されました。通院を始めてから2週間ほどで、朝の絶望的な痛みは少しずつ緩和され、1ヶ月が経つ頃にはほとんど気にならない程度まで回復しました。もしあの時、足底筋膜炎は何科か迷って放置していたり、診断を受けずにマッサージだけで済ませていたりしたら、今でも痛みに怯えながら生活していたかもしれません。専門の医師に診てもらい、痛みの原因がはっきりしたことで、精神的な安心感も得られました。もし同じように足の裏の痛みで悩んでいる方がいれば、まずは整形外科を受診して、自分の足の現状を正しく把握することをお勧めします。それが、再発を防ぎながらスポーツや趣味を楽しむための最短距離になるはずです。