いちご舌は病気のサイン?大人でも注意すべき症状

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舌の表面が赤くブツブツとした状態になる「いちご舌」。これは、単に舌の色が変わったというだけでなく、何らかの病気や体調不良のサインである可能性があります。特に大人でいちご舌が見られた場合は、その背景にある原因を特定し、適切な対応をすることが重要です。いちご舌が現れた際に、他にどのような症状が出ているかに注意を払いましょう。例えば、発熱、喉の痛み、全身倦怠感などを伴う場合は、溶連菌感染症の可能性が考えられます。溶連菌感染症は、適切な抗菌薬治療が必要な細菌感染症であり、放置すると合併症のリスクもあるため、早期の受診が推奨されます。また、いちご舌とともに、高熱が数日間続き、目の充血、唇の赤みや乾燥、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れといった症状が見られる場合は、稀ではありますが川崎病の可能性も考慮する必要があります。川崎病は主に乳幼児の病気ですが、成人でも発症例が報告されています。これは全身の血管に炎症が起こる病気であり、心臓に合併症を引き起こすこともあるため、専門的な治療が必要です。さらに、いちご舌が長期間続く場合や、他に原因不明の体調不良(体重減少、微熱が続く、リンパ節の腫れが引かないなど)がある場合は、ビタミン欠乏症(特にビタミンB群)や、自己免疫疾患、あるいは稀ですが口腔内の悪性腫瘍なども鑑別診断として考える必要があります。これらの場合は、より詳細な検査が必要となることがあります。また、強いストレスや疲労、睡眠不足などが続いている場合も、免疫力が低下し、舌の粘膜に炎症が起こりやすくなり、いちご舌のような状態になることがあります。このように、いちご舌は様々な病気や体の不調のサインとなり得ます。単なる舌の異常と軽視せず、他に気になる症状がある場合や、症状が長引く場合は、必ず医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。