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トイレ1日10回糖尿病の可能性も?
1日に10回以上トイレに行くという頻尿の症状は、様々な原因で起こり得ますが、その中には「糖尿病」が隠れている可能性も考慮に入れる必要があります。糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が慢性的に高くなる病気で、初期には自覚症状が乏しいことが多いですが、頻尿や喉の渇きといった症状が現れることがあります。糖尿病で頻尿が起こるメカニズムは、主に以下の2つが考えられます。まず、高血糖による浸透圧利尿です。血糖値が非常に高くなると、腎臓で尿を作る際に、ブドウ糖が尿中に漏れ出てきます(尿糖)。この尿中のブドウ糖が、浸透圧の原理によって、体内の水分を尿として一緒に引き出してしまうため、尿量が増加し、頻尿となるのです。この場合、尿量自体が多くなる「多尿」の状態を伴うことが特徴です。次に、糖尿病性神経障害による膀胱機能の異常です。糖尿病が進行すると、神経にもダメージが及び、自律神経の働きが悪くなることがあります。膀胱の知覚神経や運動神経が障害されると、尿意を感じにくくなったり、逆に膀胱が過敏になったり、あるいは膀胱の収縮力が弱まって残尿が増えたりすることで、頻尿や尿失禁といった排尿トラブルが起こりやすくなります。糖尿病による頻尿の場合、他にも喉の渇き(口渇)、多飲(水分をたくさん飲む)、体重減少、全身倦怠感、視力障害、手足のしびれといった症状を伴うことがあります。もし、1日10回以上の頻尿に加えて、これらの症状に心当たりがある場合は、糖尿病の可能性も疑い、早めに内科や糖尿病内科を受診し、血液検査(血糖値、HbA1cなど)や尿検査を受けることが重要です。糖尿病は、早期発見・早期治療が、合併症の予防には不可欠です。