毎年、夏になると決まって襲ってくる胃の痛みに私は長年悩まされてきました。キンキンに冷えたアイスコーヒーや炭酸飲料を飲むのが唯一の楽しみでしたが、それが自分の首を絞めていることには気づいていませんでした。ある年の猛暑日、昼食後に突然襲ってきた激しい胃痛で立っていられなくなり、私はようやく自分の夏バテが深刻なレベルに達していることを自覚しました。その日から私が実践した対処法は、まず「冷たいもの断ち」でした。大好きなアイスコーヒーを白湯や温かい麦茶に変え、食事も冷やし中華や素麺ではなく、あえて温かいうどんやスープを選ぶようにしました。最初は抵抗がありましたが、数日続けると驚くほど胃の重みが消えていくのが分かりました。さらに、仕事中も常に薄手の腹巻を着用し、冷房の風が直接当たらないように徹底しました。お腹が温まっているだけで、これほどまでに安心感があり、痛みが和らぐのかと感動したのを覚えています。夜の入浴も、シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで全身の血流を整えました。これにより、冷房でガチガチに固まっていた身体がほぐれ、自律神経のバランスが戻ってきたのか、夜もぐっすり眠れるようになりました。食事の内容についても、大根おろしや長芋など、消化を助ける酵素を多く含む食材を積極的に取り入れました。無理に食べようとせず、胃が休みたいと言っているときはスープ一杯で済ませるなど、自分の身体の声を聞くように努めました。こうした地道な努力を続けた結果、あんなに苦しんでいた夏の胃痛は劇的に改善し、今では夏バテを恐れることなく健やかな夏を過ごせるようになりました。自分の生活習慣を少し変えるだけで、身体は正直に応えてくれます。もし今、かつての私のように胃痛で苦しんでいる方がいたら、まずは一杯の温かい飲み物から始めてみてほしいと思います。