アレルギー検査を受け、その結果が出た時、それが何を意味し、今後どのように活かしていけば良いのか、正しく理解することが大切です。検査結果は、あくまでアレルギー診断の一つの手がかりであり、それだけで全てが決まるわけではありません。医師の説明をよく聞き、総合的な判断を仰ぐことが重要です。まず、血液検査(特異的IgE抗体検査)の結果は、通常、各アレルゲンに対するIgE抗体の量が数値やクラス(0~6など)で示されます。一般的に、数値が高いほど、そのアレルゲンに対して感作されている(アレルギー反応を起こしやすい状態にある)可能性が高いと考えられます。しかし、IgE抗体の値が高いからといって、必ずしもそのアレルゲンが症状の原因であるとは限りません。 また、逆に、値が低くても、アレルギー症状が出ることがあります。 特に食物アレルギーの場合、検査結果と実際の症状が一致しないことも少なくありません。そのため、検査結果は、問診(症状の経過や生活環境など)や、他の検査結果(皮膚テストなど)、そして場合によっては食物経口負荷試験の結果などを総合的に考慮して、医師が診断を下します。皮膚テストの結果は、アレルゲンエキスを皮膚に反応させた際の膨疹(蚊に刺されたような膨らみ)や発赤の大きさで判定されます。こちらも、反応の強さと症状の重症度が必ずしも比例するわけではありません。検査結果を受け取ったら、まずは医師から、それぞれの項目が何を意味するのか、そして自分の症状とどのように関連しているのかについて、詳しい説明を受けましょう。そして、診断に基づいて、今後の治療方針(薬物療法、アレルゲン除去、免疫療法など)や、日常生活での注意点(アレルゲン対策、スキンケアなど)について、具体的なアドバイスを受けることが大切です。検査結果は、自分のアレルギー体質を理解し、より快適な生活を送るための重要な情報となります。定期的に検査を受け、体質の変化を把握していくことも有効です。
アレルギー検査結果の正しい見方と活用法