足の裏に痛みを感じて整形外科を受診した際、どのような検査が行われ、どのように診断が確定していくのかを知っておくことは、足底筋膜炎は何科か迷っている方にとって安心材料となるでしょう。整形外科は、痛みという目に見えない感覚を、客観的なデータに基づいて評価する場所です。まず最初に行われるのは触診で、医師は踵の中央から土踏まず側にかけての圧痛点を探ります。足底筋膜炎の多くは、この特定の部位に強い痛みが出るのが特徴です。次に、レントゲン検査が行われます。足底筋膜は軟部組織なのでレントゲンには直接写りませんが、踵の骨に棘ができているかどうかや、骨そのものに疲労骨折や炎症がないかを確認するために不可欠です。最近では、より詳細な診断のために超音波検査、いわゆるエコーを導入する整形外科が増えています。エコーを使えば、リアルタイムで足底筋膜の厚みを測ったり、炎症の広がりや血流の増加を確認したりすることができます。もしも他の重篤な病気が疑われる場合には、より精密なMRI検査が検討されることもあります。これほどまでに多様な検査方法を持っているのは整形外科だけであり、これこそが足底筋膜炎は何科かという問いに対して、整形外科が唯一の正解である理由です。診断がついた後は、医師、看護師、理学療法士がチームとなって治療にあたります。痛みを取るための投薬治療、炎症を鎮めるための物理療法、さらには再発を防ぐための運動療法など、選択肢は多岐にわたります。特に慢性化して従来の治療が効かない場合に提供される体外衝撃波治療は、多くの患者さんに希望を与えています。整骨院や整体では、こうした科学的な検査や先進的な治療法を受けることはできません。痛みの原因がはっきりしないまま、強い力で揉まれることで逆に炎症が悪化してしまうケースも報告されています。足裏の痛みというデリケートな問題に対しては、最新の医療設備と専門知識を兼ね備えた整形外科を選び、まずは自分の足の内部で何が起きているのかを正しく知ることから始めてください。それが完治への最も確実なステップです。
足底筋膜炎の診断で行われる検査と整形外科の役割