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膝を打撲して曲げると痛い症状の克服体験記
不注意で階段を踏み外し、膝を強打したあの日のことは今でも鮮明に覚えています。直後は立ち上がることもできましたが、数時間後には膝を曲げると痛いという状態になり、歩行すら困難になりました。見た目には少し赤くなっている程度でしたが、内部では確実に何かが起きているという違和感がありました。翌朝になると膝全体がパンパンに腫れ上がり、お皿の形が見えなくなるほどでした。屈伸しようとすると、関節の中に何かが挟まっているような鈍い痛みと、皮膚が引き裂かれるような突っ張り感があり、普通の生活を送ることさえままならなくなりました。私が最初に行ったのは、とにかく患部を徹底的に冷やすことでした。1日5回以上、1回20分ほどのアイシングを3日間続けました。同時に、以前スポーツをしていた時に使っていた伸縮性のあるサポーターで膝を固定し、余計な動きを制限しました。仕事を休むわけにはいかなかったため、通勤時は膝をなるべく伸ばしたまま歩くように意識しましたが、椅子に座る際にどうしても膝を曲げなければならず、そのたびに顔をしかめるほどの激痛が走りました。受傷から4日目、ようやく腫れが少しずつ引き始め、それと同時に曲げた時の痛みも「鋭い痛み」から「重苦しい痛み」へと変化していきました。この時期から私は、入浴時に浴槽の中でゆっくりと膝を曲げ伸ばしするリハビリを始めました。お湯の浮力のおかげで重力による負担が軽減され、陸上で行うよりもはるかにスムーズに関節を動かすことができました。毎日少しずつ、痛くない範囲で可動域を広げていく作業を繰り返しました。1週間が経過する頃には、90度程度まではスムーズに曲がるようになり、2週間後には正座こそまだ無理でしたが、階段の昇降も普通にこなせるまでに回復しました。この経験を通じて学んだのは、膝の打撲を甘く見てはいけないということです。特に曲げると痛いという症状がある間は、内部の炎症がまだ活発であることを示しています。焦って動かしてしまいたくなりますが、初期の安静と冷却、そして痛みが引いてからの緩やかなリハビリというステップを飛ばしてはいけません。今ではすっかり元通りに動きますが、冬場などの寒い時期に時折古傷が痛むことがあるため、冷やさないように気をつけています。自分の体を過信せず、適切なケアを施すことの重要性を痛感した出来事でした。