3歳の娘を持つある家庭の、突発性発疹との戦いの記録を追います。1日目。朝から娘の元気がなく、昼前に熱を測ると39.2度。急いで小児科を受診しましたが、インフルエンザもコロナも陰性。喉の赤みを指摘され、解熱剤を処方されて帰宅しました。娘はぐったりとして、ずっと母親の膝の上で眠っていました。2日目。熱は下がらず、一時的に40.1度を記録。娘はうわ言のように「あつい、あつい」と言い、水分を摂るのを嫌がりました。母親はスポイトを使って少しずつ経口補水液を口に含ませ、根気強く水分補給を続けました。この日の夜、熱性けいれんを心配した両親は、交代で娘の様子を見守り、一睡もできませんでした。3日目。ようやく熱が38度台に落ち着きましたが、娘は非常に怒りっぽくなりました。おもちゃを渡しても投げつけ、お粥を作っても一口も食べずに泣き喚きました。母親も寝不足と疲れから、つい娘に対して冷たい言葉をかけそうになり、自己嫌悪に陥りました。4日目。朝、体温を測ると36.8度。完全に平熱に戻りました。喜んだのも束の間、娘の腹部と背中にうっすらと赤い斑点が広がっていました。再び受診し、突発性発疹との確定診断。ここから不機嫌病がフルスロットルになります。娘は母親の姿が見えないだけで「どこいくの!」と叫び、家の中の移動すらままならない状態。家事は完全にストップしました。5日目。発疹が腕や足にも広がり、娘の不機嫌さはピークに達しました。何をしても泣き止まない娘を、父親がベビーカーに乗せて1時間散歩に連れ出しました。その間、母親は少しだけ仮眠を取り、体力を回復させました。夕方になると娘の表情が少しずつ和らぎ、自分から「お腹空いた」と言ってパンを食べました。この瞬間、家族にようやく平和が戻りました。3歳という幼児期での突発性発疹は、乳児期とは異なる強烈な自己主張を伴い、家族全員を巻き込む大騒動となります。しかし、この5日間を振り返ると、家族が協力し合い、子供の苦しみに寄り添った濃密な時間でもありました。病気は大変ですが、それを乗り越えるたびに家族の絆が深まっていくことを、この5日間は教えてくれました。